エナカのかなで

アイアム35歳。お年頃な自分と世界の観察日記。失敗日記。

恋愛クラッシャーと3月のライオン

この間3月のライオン後編を映画館で見た。


帰りキャラメルポープコーンを勢いよく食べ過ぎて、気持ち悪くなった。


おわり!


じゃなくて、


マンガで胸を熱くしたエピソードとは別に、ものすごく琴線に触れたシーンがあった。


勝気な京子が将棋を愛する父、零くん、恋、人生に負けて笑っちゃいながら、この家は将棋に呪われてる!って父親にぶちまけるシーン


(あー分かるなぁ。

もうどうにでもなれ!って思いながら暴れたくなる気持ち

不幸だわ、ハハ!って投げやりになるよなぁ。

実際わたしも失恋で笑いながら転げたわ、、爆


翌朝、京子の父は、子どものとき、京子が零に将棋で攻め込まれて、いい気になるんじゃないわよ!って怒りぶちまけて投げた局面を並べてて


覚えてるか?って見せて


実際に駒を動かしながら、


あの時京子には勝ち筋があったって見せる


(画面の京子と一緒に、えっ?!)


、、、あの時零も必死だった。自分を信じなかったのは京子自身で、勝てたんだ。

京子の人生も勝ち筋があるはずだ。

応援してる。


(、、、ぉとうさーん!!)


勝手に拗ねて、

勝負を投げて、決めつけた場面も、

相手も必死で、

自分だけが負けて情けなく思えて

相手を恨んでも、

結局自分が自分を信じきれなかったってことが、


私の大失恋までの色々と一緒にぶぁっと駆け巡った。


恋愛も結局、イヤな自分と向き合いたくなくて


もう情けなくなりたくなくて


素直になるのがこわくて


必死になって負けるのがこわくて


勝手に並べた盤を「ぅおおお!」って荒らして拗ねてた。


アチャ〜ヽ(;▽;)ノ


結局、人生も恋愛も、自分への愛と信頼だなぁ。


恋愛クラッシャーの私は、深い感動とともに思った。


そのあとの京子の踏み込んだ一手ににやけた。


痛手を味わい尽くした頃に、この映画に出会えてヨカッタ。